アイアンマンジャパンみなみ北海道 のランコース・エリア、そしてフィニッシュ地点となる 木古内町。
2月2日にこの道南地域の観光の可能性や将来について考える『北海道観光を考えるみんなの会 in 木古内』が町役場で開催され、ディスカッションや交流会のプログラムに多くの人が参加した。
レースのフィニッシュ地点に予定されている木古内町役場
メインテーマとなったのはスポーツツーリズム。9月に開催されるアインマンの話題を中心にしたイベントとなった。
注目すべきは、定員を大きくオーバーする60人を超える出席者を数えた点。その関心の高さを伺わせるものだった。
会の冒頭では、鈴木慎也 木古内町長(写真上)が「これから『世界の木古内』を目指し、ローカルならでは強みも生かしながらグローバルに挑戦していきましょう」と参加者に呼びかけるとともに、「アイアンマン開催に向け地元を挙げて全力でサポートしていく」と力を込めてコメント。大会実施への期待と意気込みが満ちた開幕となった。
その後の講演では 北海道観光を考えるみんなの会 の阿部晃士会長(株式会社JTB・北海道広域代表)が、世界に誇れる自然や文化といった木古内ならではの強みなどを独自の視点で紹介。なんと彼は今回9月に開催される大会にエントリーしており、選手としてレースに参画するという。
続いてアイアンマンジャパンみなみ北海道大会の綱島浩一レースディレクター(写真下)が、レースの注目ポイントやトライアスリート目線からの地元の魅力など説明し出席者たちと共有。
木古内の自然や食、ホスピタリティなどのレガシーをスポーツを通じてさらに発展・拡大させていく機運も高まっている。
続くパネルティスカッションでは、木古内町観光協会の佐藤裕史会長が「選手や家族に田舎の良さを感じてもらえるようアイデアを出し、町民一丸で盛り上げたい」と強調。
会は第三部まであり、ディスカッションのあと18時を過ぎてからは交流会へ。アイアンマン開催へ向けての結束をさらに固めることとなった。
午後3時からスタートした木古内での会合は終始 “熱” を帯びており、これらの想いはレース開催に向け地元の期待感を大きく高めるものとなっただろう。